R.Wさんのインタビューページ

R.W
 (ロジスティクス人材グループ 事業責任者)

学生時代に頑張ったことを教えてください。

大学時代はバングラデシュの研究に打ち込みました。元々発展途上国には興味を持っていましたが、バングラデシュの発展を知ってからは夢中になり、学生時代のほとんどを研究に捧げました。
バングラデシュの発展を語る上で欠かせないのがグラミン銀行の存在です。グラミン銀行は土地等の担保のない農村地域の女性に対し融資をし、独自の仕組みやルールから驚異の返済率をもつ、創設者のムハマド・ユヌス氏と共にノーベル平和賞を受賞した銀行です。ユヌス氏は、バングラデシュはイスラム教徒主体であるため女性の立場が弱いけれど、女性にこそ伸びしろがあると考え、一人ひとりが小さな起業家になって欲しいと願っていました。社会的に信用がない女性に対して無担保でお金を貸すという発想、また世界一の返済率を担うような仕組みやルールを作ったことは純粋にすごいと思います。

さらに私が心を動かされたのは、発展途上国のほとんどは外部からの援助で成り立っている中で、バングラデシュは外部に頼るだけではなく自分たちの力で発展していること、グラミン銀行や行政機関だけが頑張っているのではなく、国民全体がその考えに共感し立ち上がっているからこそ、この急激な発展を遂げているということです。

バングラデシュへはこれまで二度訪問しましたが、発展のスピードは凄いものでどんどん変わっていきます。
私はバングラデシュに対し単なる学生時代の研究テーマとしてではなく、生涯研究だと思っているので、今後も関わりを持ち続けていきたいです。

ミライユに入社した理由を教えてください。

もちろんバングラデシュに関わる仕事も考えました。
ですが、例えばバングラデシュに工場を持つ日本の大手アパレル企業へ就職しバングラデシュに関わったとしても、実感が薄いのではないかと思いました。また、自分の生涯を通してバングラデシュには関わるためにも、今は出来るだけのスキルを身につけることが大事だと考えたため、まずは一般民間企業での就職を決意しました。

就職活動中は自分のことを伝えようとすると、どうしてもバングラデシュのことばかりを熱く話してしまうため、面接官にポカンとされることも多かったです(笑)。そんな中、私の話をしっかりと聞いてくれたのが社長の岡田さんで、ミライユに興味を持ちました。

また、発展途上国に関わるには変化に柔軟に対応することが必要不可欠だと思いますが、意外にも変化に弱い自分を変えたいと思っていました。創業4年目であり変化がめまぐるしいミライユは、自分を鍛えるには最高の環境だと感じ、入社を決意しました。実際に入社2年目となる4月のタイミングで異動がありましたが、それを告げられたのがギリギリの3月末だったりと、驚くことも多いです。しかし、その変化の激しい環境を楽しめるようになってきている自分に成長を感じています。

ミライユの好きなところ、嫌いなところを教えてください。

好きなところは皆で一体となって目標に向かって頑張る風土、休憩時間には人目を気にせずに昼寝が出来る雰囲気など、色々あります。
ですが一番好きなところは、常にどんな時もメンバーを見捨てないでいてくれる社風かなと思っています。入社してしばらくは目標数字になかなか届かず苦戦する時期もありました。そんな時に先輩や仲間が、どこをどんな風に改善すべきかを一緒に考えてくれて、だんだんと成果を出すことが出来るようになりました。出来ない人を見捨てずにしっかりと向き合ってくれる文化が有難いし、私も引き継いでいきたいなと感じました。

嫌いなところは、新しく出来たオフィスにまだ何もないことくらいですね(笑)。
後は通勤の坂がきついとか、それくらいしか思いつかないです。

仕事をしていて楽しいと感じる瞬間を教えてください。

それまで出来なかったことが出来たと認識できる瞬間がけっこうあって、そんな時に楽しさを感じますね。
例えば、アドバイザーとして最初の頃は求職者さんのお話を聞くのがあまり得意ではなかったのですが、日々自分なりに工夫をすることによって、より深く踏み込んで聞けるようになったなと実感があります。また数字の面では、ミライユの営業システムは日々の行動プロセスの足りていない部分が可視化されるため、自分が注力すべきポイントが明確にわかります。そこで見えた課題をひとつひとつクリアしていく過程が、ゲームみたいで楽しいなと感じています。

趣味や休みの日の過ごし方を教えてください。

インドアなので休みの日は自宅に引きこもっていることが多いです。一日中youtubeを見ていたり、ほぼ外出をしないことも多いです。
会社帰りには美味しいお店を探すことが好きですね。ミライユのオフィスから10分位歩くと素敵なお店の多い神楽坂があるので、気になったお店にひとりでふらっと入ってみることが多いです。直感でお店を選びますが、神楽坂はどこに入っても美味しいです。最近は日本酒が好きなので、和食系のお店を選ぶことが多いですね。
私のような女性一人客は珍しいのか、よくお店の方から話しかけられます(笑)。

人生で一番ハッピーだったことを教えてください。

小さな幸せを探すのが得意で毎日が楽しいので、一番と言われると難しいのですが・・・、この世に生まれてきたことが一番の幸せなのかなと思います。
根は明るい性格ではないので、普段は意識的に小さな幸せを探しています。
例えば昨日は求職者さんと良い面談が出来たことが嬉しかったし、帰りに美味しいラーメンを食べて帰ったのでやっぱり良い一日でした!

憧れている人や理想としている人はいますか。

私は短大から4年制大学へ編入したのですが、短大時の先生がとても素敵で、今でも憧れの女性像としてよく覚えています。
その先生は自分が好きな研究を生涯追いかけながらも生徒のことをしっかりと見てくれていて、そしてプライベートではママとして子育てもしている方でした。先頭に立って皆を引っ張るようなリーダーはなく、いつも後ろからみんなを支えて見守ってくれるような女性ならではのリーダーで、いつか自分もそんな素敵な女性になりたいですね。

目標にしていることや将来の夢を教えてください。

近い目標では、大学時代の恩師がバングラデシュ人の育成に関するプロジェクトを進めているので、それに参加したいと思っています。
約2年後をプロジェクト参加の目安として自分のスキルを磨き、参加した際には即戦力になりたいです。

将来的な夢としては、自分自身でもバングラデシュに関するプロジェクトを立ち上げてみたいです。また、もっともっと知識を深めたいので、いつか大学院で研究をしたいと思っています。そのためにバングラデシュの公用語であるベンガル語も勉強中です!

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