K.Nさんのインタビューページ

K.N
 (ドライバーズワーク キャリアアドバイザー)

これまでの人生について教えてください。

小学5年生~中学1年生はドイツ、中学2年生~中学3年生はイギリスに住んでいました。ドイツやイギリスでは、警察官がアイスを食べながらパトロールをしていたり、家のドア修理を専門業者に頼んでも相手の気分次第で半年間直してもらえなかったり(笑)、とにかく仕事でもプライベートでも、自由に生きている人々を目の当たりにしたことが、自分の価値観に影響をしていると思っています。

大学では心理学を専攻し、3年生からはNPOに所属して自閉症の子どものカウンセリングを行っていました。
活動は発達障害をもつ2~3歳の子どもとそのご家族を対象に、数が把握出来ない、喋れない、片足立ちが出来ない等の苦手を克服するための手助けをしていました。具体的には、お母さんが「この子はこういうことが出来ない」と悩みを相談しにくるので、そこから数ヶ月をかけて出来ない原因の分析から、練習方法や関わり方を教えてあげるという活動でした。一番多いケースは喋ることが出来ない子でしたが、正しいやり方で関わると、大体どんな子でも喋ることが出来るようになっていきます。喋れなくても「あー」と発語することは出来るので、そこから一番近い「ま」の発音をまずは練習します。それが出来たらお母さんの前で二回続けて「ま」を言ってもらいます。すると初めて「ママ」と呼んでもらったお母さんは大変感動して大喜びしてくれます。子どもは今までうまく出来ないことを怒られた経験しかなかったので、お母さんが大喜びで褒めてくれることが本当に嬉しく、そこからは驚くほどの成長を見せてくれます。

私が初めて担当しよく覚えているのは、やはり喋ることが出来なくて、ただ数字の把握など他の部分では物凄く高い能力もある子でした。それまでは「ママ」「パパ」しか言えなくて、他の言葉を言おうとすると言えずに本人もすごくストレスを感じているようで、その日のレッスンでも泣きじゃくっていました。そこで、少し気分を変えてあげようと思い「一回好きなことして遊んでいいよ」と言うと、すこしたどたどしくではありますが、「せんせい」という言葉がポロッと口から出たのです。何事も根詰めずにラフにやることが、子どもにとっても自分にとっても良いんだなと学んだ出来事でもあり、とても感動した瞬間でした。ここでの活動により、接し方や教え方を変えるだけでほとんどの子は著しく成長できることが分かり、「障害」と「苦手」は大差ないということを実感しましたね。

ミライユに入った理由を教えてください。

将来は日本の働き方を変えられるような仕事がしたいと考えていたので、それを面接の場で社長の岡田さんに伝えたところ、全面的に協力すると仰ってくれました。そんなことを言ってくれる人は他にいなかったので、岡田さんの下で働きたいという思い入社させて頂いて今に至ります。
今実際の業務で感じるのは、求職者さん本人が思っている課題と他人から見た課題が違っていることが多いこと、また課題を解決するための手段も人によって全然違うということです。解決法を自分なりに考えては上長や岡田さんに都度相談をするのですが、やはり自分にはなかった角度からの意見が返ってくることが多く、今はその多様な視点を吸収しています。

また入社一年でリーダーとしてメンバーの教育にも携わるようになりましたが、その事によりまた新しい視点が生まれ、学ぶことの多さを実感しています。もちろん、将来のために必要な知識やスキルは他にも沢山あるので、そこはミライユの中だけではなく他の経営者のシンポジウムに参加したり、自分から学びを得ようと動いています。

ミライユの好きなところ、嫌いなところを教えてください。

何事も自分で決められるポイントが多いところが好きです。
例えば求職者対応には特に決められたマニュアルやフローはなく、自分が相手にとって一番良いと思うやり方で接することが出来ます。毎回毎回自分なりに考え抜いて、自己を殺さずに仕事が出来るところが自分に合っているなと感じています。

嫌いなところはあまり思いつかないですが・・・。
ゴミの分別とか出来ていない時がたまにあることくらいですね(笑)。組織がどんどん大きくなっているので、会社としてのルールや体制はもっと整備が必要だなと思う時はあります。

仕事をしていてどんな時が楽しいですか。

求職者さんに対し、こういう選択をするのが本人にとってベストだろうなと思っていた形で、実際に結末を迎えた時はとても嬉しいですね。求職者さんはほとんどの方が一回りも二回りも歳上なので、敬意をもって接することは大切にしています。
例えば就職がなかなか叶わずに困っている人でも、様々な苦労があって今に至っているはずなので、自分と価値観が違うからといって否定はしたくないですね。

周りからは落ち着いて見られますが、元々電話が苦手だったこともあり、入社当時は電話をかけるだけで緊張していました。とにかく数をこなして慣れていったのもありますが、見えない相手に対し、自分がその人の家族や友達だとしたらこうアドバイスするだろうなと親しみを持って接することで、ずいぶんとリラックスして応対出来るようになりました。

休みの日の過ごし方や趣味を教えてください。

基本ひとり遊びが好きで、映画や舞台・美術館を見に行ったり、気ままに外に出かけるのが好きです。
幼少の頃から両親の影響で聖飢魔IIや陰陽座等のハードロックが好きで、中学から大学にかけてはバンドでほとんどのパートを担当したこともあります。今はバンドはやっていませんがやはり音楽や芸術が好きなので、家では指を動かしてギターのイメトレをしたり、食器洗いながらひとりミュージカルをして楽しんでいます(笑)。

将来の夢を教えてください。

「もっと働きやすく誰もがイキイキとしている日本社会にしたい」と思っています。
具体的には、大学時代は発達障害児に携わってきましたが、そういう子が大人になった後にも生きやすい社会作りに貢献したいです。もし障害や家庭的な事情を抱え働きたくても働けない人たちが、安心して働けるようになったら、その人たちはすごくイキイキと輝くはずです。
その様子を、働けるから嫌々と仕方なく働いている人々が見たら、何かしら感じ学ぶことがあると思います。そういった連鎖が生まれた先には、みんなが強迫観念なしに気楽にのびのびと働いて、休みたい時には休めるような世の中へと変わっていくんじゃないかなと考えています。

警察官がアイスを食べながらパトロールをしているような、ラフで楽しく心豊かな世界を目指して、邁進していきたいです!

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